🇺🇸今Apple TVで話題の「パチンコ」から私が思うこと
昨日久しぶりにアパートのオーナーと話していたら、
このドラマ面白いから見てみなとおススメされた「Pachinko」
残念ながら私はApple TVに入ってないので見れないのですが、皆さんは見ましたか?
どうやら韓国、日本、アメリカが舞台となっているらしく、在日韓国人に焦点を当てたお話らしいのです。
海外ではこのようにAppleTVでドラマ化されたり、NY Timesでベストセラーと紹介されていたりしていたらしいのですが日本のメディアで取り上げられていた記憶がないのです。(私が記憶する限りでは)
ネットでいろいろ調べていると、「反日感情を煽っている」というような意見もあれば、
「日本は在日問題に対して目を逸らしている」など様々な意見がありました。
私もまだこの本、ドラマを見ていないので何も作品に対しての感想は言えないのですが、
確かに、自分が日本に住んでいるときに「他の国の人たちと一緒に生活している」という認識が全くもってなかったなぁと思ったんです。どういうことかというと、日本って単一国家だよなと勝手に思っていた、というか、日本人以外についてあまり考えることがなかったというか。。。ニューヨークに来てから、多様性ってこういうことかって本当に思いました。
私の通っていた大学がとてもグローバルだったのでそこではじめて多くの在日韓国人だという人達と出会いました。別に特に彼らが在日韓国人ということに対して何も思ったことがなかったのですが、この小説「パチンコ」が表していることって、日本に根強く残っている「在日韓国人」に対する差別に対して疑問を投げかけているんだと思うんです。
別に日本を責めているわけでもなく、ただ事実に基づいて著者が思う社会問題、疑問を提示している。
事実私は、そういった苦しめられていた人たちのことを知る機会がなかった日本にいるときなかった。
アジアンヘイトがニューヨークで起こっていて、ニューヨークで私はマイノリティ。
でも正直、ここで差別を受けようが私自身あまりショックではないんですね。なぜなら、自分は自分がマジョリティであれる場所があることを知っているから。
日本に帰れば私はマジョリティなんです。特権がある側だから、そんなにここで差別を受けようが気にならない。
でも、こっちで生まれ育ったアジア系アメリカ人の人たちや日本で育った在日朝鮮人の人たちは自分の国でただ普通に生きることがとても大変なんて私には到底想像できないこと。
この前、ハイチ出身の人と話してて、彼は12歳のときに故郷を離れニューヨークで暮らすことになったらしいのですが、だからこそどうして自分の故郷を離れたいって思う人がいるのか不思議でしょうがないと話していました。
自分は離れたくないのに、離れなきゃいけなくなって、戻りたくても戻れなかったし、戻るのが怖かった。と言っていました。
私はそういった経験をしたことがないので彼の気持ちを理解することができないですが、
きっと、自分の故郷である場所に帰ることもできず
今の場所でも自分の権利を主張しながら生き続けるって
すっごく心細く大変なことなのではないかと思う。
ちょっとうまくまとめきれないのですが、
何が言いたいかというと、
差別をしない、とか、申し訳なく思うとか、また、韓国が歴史のことを言ってるよ、とかそういった表面上のことや感情的になるんじゃなくて
事実を知ること、理解しようとすること、
そのうえで自分なりの考えを持って、表現すること
ってとっても大事なことだと思う。
まだパチンコちゃんと読めていないので、これから読み進めます!
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